Movie

かいじゅうたちのいるところ

100117.jpgモーリス・センダックのかいじゅうたちのいるところがスパイク・ジョーンズの手により実写化された。とにかくぬいぐるみに命が入ってますわ。絵本の実写化がここまで出来るなんて、今の子たちの感性っていったいどうなっちゃうの?犬のジョンさんが「怖い着ぐるみの発注が少ないので(ジョンさんの着ぐるみは)、ぬいぐるみ職人さんが喜んで怖く作ってくれた」というような話を聞かせてくれたのを急に思い出した。このきぐるみも実物見たら怖いだろうなぁ。作ったひとたちも腕がなったろうなぁ。原作を壊す事なく見事な実写板グッジョブでした!いろいろなグッズに手を出してしまいそうな似た者夫婦な私たちは、かなり財布の紐がゆるくなってしまうのです。鑑賞予定のかたはご注意!写真は、映画館にあった、顔の形がくりぬいてあるやつから息子が顔を出しているものです。このポスターも良かったなあ。

めがね

070922.jpg萩上直子監督の「めがね」を見に行った。公開日の朝に行くほどなので、かなり待ち望んでいたらしい自分。前回の「かもめ食堂」ほど鼻につかなかったけど、あいかわらずのおしゃれ映画。映画の色もなんだか昔風の水色で素敵だ。もたいまさこの服装がイチイチかわいいし、もっさりした服をもおしゃれ服に見せてしまうハイセンスな市川実日子。前回と引き続きフードコーティネーターの飯島奈美さんの仕事には、しょっぱなのお弁当からして「この重箱ほっしーッ!!!」と即目がハートマークに。いやぁ見所満載。写真集が出たら激しく欲しい。やっぱり沖縄に行ってみたい。そしてあんなたそがれ旅館に泊まれるなら泊まりたい〜!赤ちゃんが産まれる前に映画はたくさん見たいと思っているけれど、すっかり旅行にも行きたくなってしまった。

三匹の牝蜂

070901.jpg60'S-70'Sの女子が好きです。女の人が一番おしゃれな時代なんじゃなかろか。未だに高円寺に行くと60'S-70'Sラインのワンピースを来てパッツンおかっぱで目張り&付けまつげバリバリ入った方が普通にベビーカー押してたりするけどw。ラピュタ阿佐ヶ谷ではアニメかずべ公系の映画の特集が多い。なぜなんだろう?とにかく、旦那さんも見たがったので「不良性感度100%のオンナノコ列伝 ズベ公青春物語」のレイトショーを見に行った。この日は大原麗子主演の「三匹の牝蜂」。予想に反して50席しかないラピュタの座席には簡易席が用意されるほどの盛況ぶり。若い女性から50代くらいの男の人まで、いろいろな種類の人が来てた。女王蜂和田アキ子のオープニングソング"コカ・コーラは茶色だよ〜♪"には館内爆笑。この頃の歌のセンスってまたすごいよなぁ...。大原麗子って昔はあんな甘ったるいしゃべりかたじゃなかったんだなとか、ちょっと川島なお美に似てるとか、いろいろ思いながら堪能。夏純子カワユス!(しょこたんの2ちゃんしゃべりはキモス!)最後のシーンはまさかの展開でまたもや場内失笑。見に来ている人たちは、なんだかほんわかしてました。やぁ楽しかった♪他のズベ公も見たい〜♪♪"トマトジュースは真っ赤だよ〜♪"あの歌もう一度聞きて〜

水になった村

070813.jpgずっとおはぎが食べたいなと思っていて、やっと近所の仙太郎でぼたもちを買った。どうしておはぎが食べたかったのかと言うと水になった村という映画を見たからだ。近所でやっている映画を旦那さんに選んでもらって軽い気持ちで見に行ったのだが。思いのほか心にぐっと迫る映画だった。岐阜県徳山村というところがダムに沈むまでのドキュメント。住所を失いこれから水に沈むのを待つ村に、沈むまではここで暮らしたいと勝手に戻ってきて生活しているジジババ達。ほーらやっぱりスローライフって全然スロウじゃないじゃん!と思うほどに超ハードコアでサバイバルな超人ジジババのリアルスローライフ映像。続きはネタバレを含みます。

鉄コン筋クリート

070211.gif松本大洋が好きだ。まぁ同じ世代のたいていの人が好きだろう。で、一番好きな作品は鉄コン筋クリートかと言えば、その時々でくるくる変わるワケで。しかし鉄コンが映画化されると聞いた時、しかも松本大洋が指揮を取るのではないと知った時「ぜ〜ったい反対!!!」と思っていたのも私だけじゃないはずだ。ぜ〜ったい反対と思ってからあっという間に10年の時が経ち。もはや鉄コン映画化説は都市伝説かと忘れた頃。ひっそりとクランクアップしていた。旦那さんがどうしても映画館で見たいと言うので、小さなシアターのレイトショーへと足を運んだ。まぁ20分も前に行けば十分ダロと思っていたが、小さな劇場は補助席も出るほどの盛況ぶり。やぁよくあの松本大洋の描いても描いても終わらないような世界をアニメにしたよ!すげえぞ日本のアニメーター!と大興奮した。監督は松本大洋に取り憑かれたマイケル・アリアスという外国人。シロとクロのほっぺはふっくらしすぎだけど、全体的にめちゃくちゃ良かった〜。恐ろしい事にシロの台詞はしゃべる前にすべて頭の中に浮かんだ。忘れていたけど、相当鉄コン読み込んでるのな自分。しいて言えば蒼井優ちゃんの声、悪くない、むしろ良い声なんだけどさ。シロの声だけは、ちゃんとした声優使ってほしかった。ニャオスとか哲学的な言葉はやっぱ俳優ではもうちょっとって感じるのだ。絶対DVD手に入れて何度も見る♪

ブロークン・フラワーズ

070130.jpgジム・ジャームッシュの映画もひさびさに見る。主役のビル・マーレイの役柄が、ライフ・アクアティックのシチュエーションと私的にデジャヴで、途中までこの映画見たっけ??と、なかなか集中できなかった。しかしイイ映画だった。ジャームッシュはやっぱいい!カラーでもモノクロのようにくすんだどこかかなしい色、人物の淡々とした描き方、時間の流れ方、黒澤ぶつ切り、映画を見る事によってすごく良質な時間を過ごしたって思える。ジャームッシュ映画が青春の想い出でもある。学生時代バイト先の人が「田中さんが絶対好きそうだ」と貸してくれたのが始まりだったなぁ。紹介してくれた人はいろいろな事のセンスがとても良い人だったけど、どうしているだろう?今までも「好きそうだ」といろいろな映画をいろいろな人にすすめてもらったのだが。全くもって全然好きじゃねーよという映画を堂々と勧めてくるヤツも中にはいるのだ。当時カルトビデオ屋で働いていたそいつは「ヤスコは絶対コレが好きだ」といろいろ貸してくれるんだが、どれを見ても全然おもしろくない。勧めてくれる映画にはパターンがあって最後は何かしら踊って終わるのだ。どの映画もそうだった。私の好みではなく、彼の好みだとわかるまではずいぶんとつまらん映画を見るはめになった。そいつはイノコ。人のお勧めとかは見ないはず。最後は踊って終わるようなばかばかしい映画が好きなやつだ。

ローズ・イン・タイドランド

070129.jpgテリー・ギリアムの映画は初めて見た。ビデオ屋でローズ・イン・タイドランドをジャケ借りしたわけだが。何の知識もなくメルヘンでファンシーで不思議な世界ってな映画と想像し借りたわけだが。はじめから終わりまで、夫婦でほとんど口も訊かずに見入ってしまった。かいがいしく父親のヘロイン注射の用意をするジェライザ・ローズ(太田莉菜似)が主役の少女の物語。両親(外道)をオーバードーズで亡くし、孤児になるまでを描いている。出てくる人のほとんどが狂っていて、ローズの立場は悲惨と言っていい。なのに、映像は奇跡のようにきれいだ。子供のころの想像の世界は、こんな風にキラキラで自由だったり、超怖かったりだったと思い出す。これを映像化出来る人がいるなんて!しっかしストーリーがマジろくでもねえ。子持ちの人にはこの映画は楽しめないかもと思った(話がいろんな意味でキチーですよ)。他の映画にも興味を持って調べてみたが、不思議とひとつも見る気にならんな。

フラガール

061015.jpg光が丘公園へサイクリングした後、ふらりとユナイテッドシネマとしまえんによった。ちょうど良い時間でフラガールをやるようだったので見る事に。以前にこの映画がレジャー施設(現スパリゾートハワイアンズ)の誕生秘話であるとテレビで放送されていたのもこれまた偶然見ていた。できない子たちがみんなでがんばる系の映画はたいていにおいて、弱いのだが。コレまたやっぱりすっかり見入ってしまう自分。しかしこの映画はそれだけじゃないっス。背景の行き詰まる炭坑や家族の絆も丁寧にテンポよく描かれている。蒼井優のファン♪なので、彼女がバレエ歴がある事も知っているけれど、やっぱり最後の優ちゃんがソロで踊るシーンでは、大きくなったわと母の気持ちで感動。このシーンは「花とアリス」ともダブルダブル。ニコニコしてる優ちゃんがきりりとした表情でダンスするシーンにはどの監督もノックアウトされちゃうのね。本当にメリハリのある大女優な予感の蒼井優です。松雪泰子もかっこ良かった♪♪やさぐれた先生役が大ハマり!イっちゃってるファッションセンスも違和感ないもんなぁ。背骨の柔らかさはただものじゃないっス。バレエ経験が幼少のころの1年あるだけとどっかのサイトの書かれていたけど、信じられん...。本当に欽ちゃん走りで鍛えてるんじゃないのか?「花とアリス」とかぶるシーンと書いたが、私の大好きな映画「リトルダンサー」ともシチュエーションがダイブかぶっているな。もしかして自分は、炭坑物語に弱いのか?

かもめ食堂

060504.jpg見たい映画を久しぶりに映画館で見る事が出来た。これもゴールデンウイークのたまものである。それはかもめ食堂。池袋のILLUMS(イルムス)にはかもめ食堂の展示がされていたり、テレビではフードスタイリストの飯島奈美さんが紹介されていたりと、気になっていたのだ。想像以上におしゃれ度が高すぎだったのには少しテレてしまったけれど、とても素敵な映画には違いなかった。服はもちろん家具や料理道具や食器やでかーいトンカツまでもしゃれこみ具合の力の入れようは尋常じゃない。なんてったってフィンランドっすよ、お客さーん!片桐はいりやもたいまさこと、キャラ立ちすぎな脇役陣に小林聡美の毒気のなさがすっきりと良いコントラストを出している。小林聡美って女優としてバランスイイな〜♪♪見たあとはやたらと食べ物がキラキラして見えちゃうのだった。みなさんそれぞれ映画でピンと来たものを食べるようなのだけど、私と旦那さんは断然「シャケ食べたい!!」となりました。恵比寿の三越でたかーい鮭とあさりを買ってまっすぐに家に帰り、おいしくいただきましたとさ。宣伝の仕方からターゲットのしぼり方から、何から何までプロデュース力抜群と見ました。イッタラのカップほっしーッ!とか物欲エンジンがかかりそうでヤバかった。

亀は意外と速く泳ぐ

060219.jpg小田扉の絵が使われているというので、上映中から気になっていた亀は意外と速く泳ぐ。DVDが出たので借りてみた。おもしろかった!スゴク!!世界観はまるで小田扉のへにゃへにゃのハードボイルド。ビシバシステムはイイ味だわ、蒼井優はカワイイわ、はじめて存在を知った岩松了は体型の不思議具合と声のシブさですっかりファン♪かなりオレのどまん中!的映画だった。この三木聡監督はお笑い番組などの構成作家なんかもやっているらしいけど、「演技者。(えんぎもの。)」の「いい感じに電気が消える家」の監督でもあった。「演技者。」とは夜中にやっていた短編ドラマで、個性的な監督がたくさん出品?していた。その中でもこの「いい感じに電気が消える家」は私のお気に入りのドラマであった。そのドラマにもビシバシステムが出ていたっけ...一方的だけどこういう予期せぬ再会はうれしいものです。週末はもう1本、イーサン・コーエンが脚本で関わっているホネツギマンを見た。これに出てくる刑事がまた小田扉ワールド系ですごく良かった。なんつうの?こういう小田扉系。失笑しながら温かくて切ない気持ちが沸いて来るような。この雰囲気が出てる映画が好きだ。

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